このページをご覧になっているあなたは、初めて新卒採用を行う社長さんでしょうか、それとも新しく研修担当に選ばれた社員さんでしょうか。
どちらにしても、「研修って本当に効果が出るのか」「失敗しないだろうか」「費用はどのくらいかかるのだろうか」等など、色々な不安があると思います。
今回はそんなあなたのために「失敗しにくい社員研修のコツ」をお教えいたします。

目次

  1. 社員研修の種類とその効果
  2. まずは社員研修の目的を決めよう
  3. 研修業者の形態とその特徴
  4. 費用の相場
  5. 業者選びの際にチェックすること

 

社員研修の種類とその効果

社員研修はその目的によって種類が幾つかあります。
それぞれ習得できる内容、期間が大きく違うので、目的に合った研修を目的に添った受講者に受けさせることが重要です。

  1. 新入社員研修

    その名の通り新入社員〜2,3年くらいまでの社員を対象とした研修です。
    内容は社会人としての基礎知識から、自社の理念・仕事内容の基礎など、会社で働くための基礎的な能力を養う為の講座が多いです。
    会社によって、自社で全てを行ったり、社会人のマナーなどのみ外部講師にお願いしたりと、実施形態は様々です。

  2. モチベーション研修

    社員のやる気をアップさせるための研修です。
    グループに分かれてのワークショップ形式や、個人に対して面談をしたりと形は色々です。
    自社で行う場合は上司による面談が多いようです。
    ワークショップ形式の研修は専門の外部業者にお願いすることが多いようです。

  3. 経営幹部研修

    経営幹部や次世代のリーダー社員に行う研修です。
    内容的にはリーダーシップを取るためのコミュニケーション研修やマネジメント研修、経営感覚を養うための数字の読み方・作り方など、技術的なものよりも広く全体を見渡す視野を養う為のメニューが多いようです。
    社長自らが指導する場合もありますが、幹部研修を専門とした研修会社もいくつかあります。

  4. 各種技能研修

    それぞれの業種に必要なスキルを身につけるための研修です。
    大概は視覚などと連動することが多いため専門の団体が行うことが多いですが、自社で独自のカリキュラムを組んでしっかりと行う業界もあります。
    もちろん営業の技術を習得できる営業研修もあります。

  5. チームビルディング

    会社ではチームを組んで仕事を行うことが多いですが、チームのベクトルをしっかり揃えるための研修です。
    チーム内のコミュニケーションを親密にするための研修のため、専門の講師が行うコミュニケーションワークなどが多いようです。

  6. その他

    この他、個人的な目的意識を固めるコーチングや、2代目社長専門の事業承継のための研修などもあります。

 

まずは社員研修の目的を決めよう

いちばん大切なのは何のために社員研修を行うのか?どんな結果を求めているか?ということです。
新人研修はさておき、研修をしなくてはと思った背景には、自社の弱点だったり、今後ココを伸ばしたいといった目標があるはずです。
「社員の高齢化が進み、定年の幹部が出てくるので早急に次のリーダー候補を育てたい」
「営業と現場のコミュニケーションを改善したい」
その目的を達成するためにはどんな研修をしたら良いか?という視点から研修を決めると、得られる結果もより満足行くものになるでしょう。

研修業者の行う研修形態とその特徴

研修業者にも色々な形態があります。

研修内容が決まっているもの

研修内容やカリキュラムがしっかり決まって居るものです。

  1. 公開講座
    研修会社が場所を用意して、そこに受講者が集まって受講する研修です。
    日時が研修会社の指定のものになるため、予定を講座に合わせないといけなかったり、会場までの交通費などがかかるというネックがありますが、その分研修自体にかかる費用は割安なものが多いです。
  2. 出張社内研修
    研修会社がメニューやカリキュラムを用意して、会社へ出張して研修を行うものです。
    会社の都合に合わせたスケジュールで研修を行うことが出来ますが、費用はやや割高になります。
    また、ある程度の人数が必要になってくる場合もあります。

企業のオーダーによって研修内容を組み立てるもの

ある程度の研修内容は決まっていますが、企業の問題などをヒアリングし、それによって独自のカリキュラムを組むスタイルです。
費用や期間がそれなりにかかりますが、問題をしっかりと掘り起こすためキチンと実施されれば効果は絶大です。
また、講師がしっかりと企業に入り込むため、講師と社員とのコミュニケーションが取れ、研修効果をより高めます。

費用の相場

費用は本当に千差万別ですが、上記の分類によって大体の相場を出してみました。

◆研修内容が決まっている物

  • 公開講座

    公開講座の相場は、1コマ単位(2時間〜半日程度)で、
    安い所で15,000円/人
    高い所で50,000円/人
    位のようです。
    特に受講者の役職が高いと教えるスキルや講師のレベルも高くなるようで、金額も高くなるようです。

  • 合宿形式

    合宿形式の研修の相場は、日数も違いますが非常にばらつきがあります。
    安い所で50,000円/人
    高い所で500,000円/人〜1,000,000円/人
    位のようです。
    ここもやはり新人などの合宿研修は安めですが、幹部や二代目を育てるための研修は期間も少し長く、金額も最低が二桁万円という所が多いようです。

  • 出張社内研修

    出張社内研修の相場は、主に人数よりも時間やプログラムで決まっていることが多いようです。
    安い所で50,000円/回
    高い所で200,000円/回
    位のようです。
    もちろん人数が非常に多い会社などでは別途料金が発生するようです。
    また、県外などになると別途交通費などが加算されます。

◆オーダー研修

  • 問題解決コンサルタント

    問題解決型のコンサルタントは単なる研修だけでなく様々な問題について会議に参加し話し合うため、金額は様々ですが、基本的に月額契約を結ぶことが多いようです。
    金額の相場的には100,000円〜1,000,000円と幅広いです。
    金額が高い場合は、何人かのチームが企業に入りそれぞれが専門的な立場から様々な問題解決を行い、研修担当はその専門のスタッフが行います。

  • 法人研修業者

    法人のオーダー研修はだいたい出張社内研修よりちょっと高い位の金額が相場のようです。
    安い所で100,000円/回
    高い所で500,000円/回

  • 個人講師

    個人のオーダー研修は法人の研修業者よりも行く分安めの金額設定の所が多いようです。
    安い所で50,000円/回
    高い所で200,000円/回
    安いからと行って決してサービスが悪いわけでなく、講師自らが問題をしっかり把握して行う事が多いので、よりきめ細やかな問題解決を行える事もあります。

業者選びの際にチェックすること

チェックすべきことは下記のとおりです。
  • 自社の目的に合った研修内容か?

  • 独自の強みを持った研修内容か?

  • 育成後の最終的な到達地点を説明してくれるか?

  • 研修プログラムを事前に確認できるか?

  • 研修後のアフターフォローはあるか?

  • 実際の研修の雰囲気を見ることが出来るか?

そして何より、冒頭にも書いたとおり、研修目的を今一度自社の目的と重ね合わせてみること。
目的がはっきりすれば、どのような研修会社の研修メニューを選べばよいかは自然に浮かび上がってくるものだと思います。