離職率・定着率とその計算方法とは?

社員研修を検討されている皆さんの会社は、離職率・定着率というのを自社で定期的に算出しているでしょうか。
離職率はその名の通り、社員が一定の期間後にどれだけ辞めてしまったかを表す数字で、計算式は(一定期間に辞めた人数/計測開始の時期の人数)になります。
この「一定期間」というのは特に定められているわけではありません。
3年間としている所もあれば、例えば人の入れ替わりの多い飲食業界や営業会社などでは一年単位で算出するところも有るようで、この期間によって「1年離職率」「3年離職率」などと表記して区別します。
また分母も指標によってさまざまで、純粋に企業の離職率であれば分母は社員全員の人数になりますし、新卒の離職率であれば、該当年度に採用した新卒者の人数が分母になります。
分子を辞めた人数でなく在職中の人数で計算したものが定着率になります。

定着率はなぜ重要?

定着率をあげることは重要だと言いますが何故重要なのでしょうか。
答えは大きく分けて2つ。
一つは単純に採用コストの問題です。
企業が新卒採用にかけるコストは一人あたり平均50万前後、多いところでは70万ほどまでかかります。
離職者が出れば、この費用が余分に経費として出ていくわけですから単純に採用した人材はできるだけ残って欲しいものです。

もう一つは企業の知的資産の積み重ねという視点です。
新人には企業が教育を行うわけですが、せっかく教育した人間が辞めてしまうと教育は一からやり直しになってしまいます。
2年、3年と経験を重ねて企業の知的資産を積み重ねていくべき人材が辞めてしまうのは採用経費以上に大きな損失です。

定着率の悪さの原因は?

様々な原因がありますが、大きなものとして経営陣と現場スタッフの意識の乖離が有ります。
いくら給与や福利厚生を改善しても、意識の差がずれたままでは定着率は良くなりません。
「うちは給料も待遇も他社より良いはずなのになぜか辞めちゃうんだよ…」という心当たりがある社長さんは、一度経営陣と現場スタッフの意識のズレについて考えてみてはいかがでしょうか。